リフォーム済み物件と、リノベーション、実際買うならならどっちがおすすめ?

リフォーム済み物件と、リノベーション、実際買うならならどっちがおすすめ?
リノベーション

こんにちは、マハロリビングの小笠原です。

今回は、リフォーム済み物件を購入する場合のメリットデメリット、そして物件購入後にリノベーションする場合との違いをご紹介します。

結論から言えばどちらも一長一短ですので、メリットデメリットをきちんと知って自分に合う方を選びましょう!

 

目次

リフォーム(リノベーション)済み物件とは

リフォーム済み物件を購入するメリットデメリット

物件を購入しリノベーションするメリットデメリット

自分らしい住まいを作るなら、物件購入+リノベーション

 

リフォーム(リノベーション)済み物件とは

リフォーム(リノベーション)済み物件とは、販売する段階であらかじめリノベーションが全て完了している物件をいいます。一戸建てでいう、建売住宅のようなイメージです。

リフォームの程度はさまざまです。

壁紙と水回り(キッチン、風呂、トイレ)を入れ替えただけの簡易なものから、本格的にスケルトンリノベーションを施したものまで、物件によって異なります。
そのため、一口にリフォーム済みと言っても、実際には物件によってかなり差があり、一概に論じることはできません。

 ここではシンプルに、<壁紙・水回りの交換を行なっており、見た目は新しい物件>と定義します。
 

リフォーム済み物件を購入するメリットデメリット

ではリフォーム済み物件を購入するメリットとデメリットを見ていきましょう。

まずはメリットから。

リフォーム済み物件のメリット

 
  1. すぐ住める

  2. 物件価格が抑えめ

  3. 実際に住む家を確認できる


順番に見ていきましょう。
 

1. すぐ住める

なんと言ってもいいところは、すぐ住めることです。
すでにリフォームして基本的な設備は新しくなっており、購入手続きさえ完了すればすぐに引っ越しができます。

事情があって住み始める時期がシビアに決まっている場合など、メリットが大きいですね。
 

2. 物件価格が抑えめ

また、リノベーションをする場合に比べて、購入金額を抑えることが可能です。
これは特に壁紙や水回りなどの交換のみをしている場合に顕著です。同じリフォーム済み物件でもリノベーションレベルの工事をしている場合は、価格が高めになることもあります。
 

3. 実際に住む家を確認できる

実際に、どんな家に住めるのか目で見て確認できるのもいいところです。
すでにリフォームされていますので、賃貸へ引っ越す時と同じ感覚で事前に確認できます。

では、一見いいところばかりに見えるリフォーム済み物件のデメリットとはなんなのでしょうか。
 

リフォーム済み物件のデメリット

 
  1. リフォーム前の状態がわからないため、後から不具合が起こるかどうかが不明瞭(内部までチェックされているかがわからない)

  2. 引き渡し後の保証がない場合が多い

  3. 多くの場合、間取りは以前のままなので今の暮らしに合わないことがある

  4. 設備等は一般的なものを使用しており自分の好きなものをつけることはできない

 
1. リフォーム前の状態がわからないため、後から不具合が起こるかどうかが不明瞭(内部までチェックされているかがわからない)

見た目は綺麗ですが、元は中古マンションですので、本来であればしっかり元の状態を確認した上で購入、リフォームが理想です。

リフォーム済み物件はその過程をなくしているため、業者によっては配管など見えないところまでチェックしていないこともあります。賃貸と違い、購入して住む家となりますので、そういった部分に不明点が残ったままですと後々不安の種にも。
 

2. 引き渡し後の保証がない場合が多い

設備に関しても、基本的には現状のままの引き渡しとなるため、リフォーム会社側の保証がないこともあります。
※設備を新規に交換した場合は、設備メーカーの保証が1〜3年程度あります。

リフォームした部分(照明や壁紙などの施工)に関してはリフォーム会社が2年は保証する義務がありますのでご安心ください。
 

3. 多くの場合、間取りは以前のままなので今の暮らしに合わないことがある

壁紙と水回りを変えただけの場合、間取りはよくある3LDKや4LDKのままであることが多いです。一人暮らしや二人暮らしが増えている昨今では、こうした部屋数が不要という方も多くいらっしゃいます。
また、間取りのこだわりも叶えることはできません。

例えば、二間を繋げて広々としたリビングにしたい、という希望がある場合も、叶えるなら工事し直すことに。
 
 

4. 設備等は一般的なものを使用しており自分の好きなものをつけることはできない

同様に、壁紙や床材、キッチンやお風呂などの設備は設置済みのものを使用することになるため、自分の好きなものに変更することはできません。
もし変更する場合は、別途工事費用が必要となり、割高になります。

 

物件を購入しリノベーションするメリットデメリット

では、自分の理想の暮らしをしたいと考えた場合、リノベーションならリフォーム済み物件のデメリットを全て解消できるでしょうか。

それは、購入する方の目的による、というところです。
まずはデメリットの方から見ていきましょう。

 

物件購入+リノベーションのデメリット

 
  1. 住むまで時間がかかる(3〜6ヶ月)

  2. 費用が中古住宅をそのまま購入した場合と比べると高め(新築と中古の間くらい)

  3. 完成した姿を見学してから購入することはできない

 
1. 住むまで時間がかかる(3〜6ヶ月)

リノベーションをする場合、リフォーム済み物件のようにすぐ住むことはできません。
打ち合わせや工事などを行うため、住むまで早くても3〜6ヶ月はかかります。
 

2. 費用が中古住宅をそのまま購入した場合と比べると高め(新築と中古の間くらい)

一度スケルトン状態(間仕切りの壁や建具、壁紙や壁面のパネル、設備関係もすべて取払い、コンクリートの躯体のみの状態にしたもの)にしてから新たに工事を行うリノベーションの場合、壁紙や設備を交換しただけの工事よりはやはり工事代金が高くなります。
このため、新築マンションほどではないにしろ、中古マンションを工事せずそのまま購入した場合よりは全体にかかる費用は高めとなる傾向があります。

 

3. 完成した姿を見学してから購入することはできない

もちろん住む前にどんな家になるのか目で見て確認することはできません。
注文住宅と同じように、サンプルやCGパース、間取り図、過去の事例写真などから頑張って想像するしかありません。


ですので、すぐに住まいを手に入れたい方や、購入する家の内装にそこまでこだわりのない方はリフォーム済み物件を購入される方がメリットが大きくなると考えられます。
 

一方で、せっかく購入するのだから少しは自分のやりたいことを叶えたい、おしゃれな内装にこだわりたいという方には、リフォーム済み物件はあまりおすすめできません。

また、中古物件の安全性や工事過程の信頼を重視する方は、特におすすめしません。こういう方には、ぜひリノベーションをご検討いただきたいと思います。

理由は、リノベーションのメリットにあります。
自分達でリノベーションを行うことは、一戸建てでいう注文住宅を建てられるイメージです。

 

物件購入+リノベーションのメリット

 
  1. リノベーション前に、物件の状態を確認できる

  2. フルスケルトンでのリノベーションなら、間取りから自由に決められる

  3. 築年数の古い物件であれば物件価格が抑えられるため、リノベーションをしても全体の価格を抑えることができる

  4. 結果的に、物件の選択肢が広がる

 
1. リノベーション前に、物件の状態を確認できる

まず、中古物件は本当に状態がさまざまです。
特に、共用部分の管理状態は、管理組織の体制などにも左右されます。築年数だけではなく、こうした管理状態や、修繕履歴などを加味して購入するかどうかを判断する必要があります。

リフォームされているからといって、安心、というわけではありません。いずれにしろ、上記のような検討を行う必要はリフォーム済み物件でもあるわけです。

ところが、リフォーム済み物件の場合、リフォームする前がどんな状態だったのか、例えば壁面にカビが生えやすい場所だったりしないのか、配管の状態はチェックしてあるのか、などはもう確認できません。
もしあなたがこういうことが気になるタイプだった場合、リフォーム済み物件はやめておいた方が得策です。どうしても購入するという場合は、きちんとリフォーム業者や、管理組合に確認する必要があります。

 
2. フルスケルトンでのリノベーションなら、間取りから自由に決められる

古い一戸建てやマンションの場合、ご自身の暮らし方に合わない間取りも多々あります。
キッチンが別室に分かれていたり、一人暮らしなのに部屋数が多すぎたり。二つの部屋を繋げれば広々としたリビング空間が作れるのに、それをせず元の和室のままだったり。

理想とする部屋のイメージが明確な方ほど、こうした物件では満足がいかず、住むうちに不満が溜まっていってしまうことになります。実際に、中古マンションを購入後、リフォームされる方の数は44.7%にもなります。※
中古住宅購入における住宅ローン利用等実態調査 2021.6 p.58  

購入後のリフォームはローン金利の面でも優遇がなく、住みながらのリフォームとなるため騒音や仮住まいの資金なども必要となり、住む前のリフォームよりも大変です。何よりリフォームの必要がないからとリフォーム済み物件を購入したのに、後からリフォームすることになっては本末転倒にもなりかねません。

 

3. 築年数の古い物件であれば物件価格が抑えられるため、リノベーションをしても全体の価格を抑えることができる

リノベーションをされる場合、基本的にはリフォームされていない物件を購入する方が、上記のメリットを享受できます。その場合、もう一ついいのが価格が抑えられることです。
リフォーム済み物件の場合、簡易とはいえリフォーム工事費が上乗せされています。このため、その後リノベーションをする場合でもこの工事費分がもったいない。ですからリノベーションをする場合は、リフォームされていない素の状態の中古物件を購入するのが基本です。

 

4. 結果的に、物件の選択肢が広がる

さらに、リフォーム済み、と物件を限定しなくてもいいので、選択肢が広がります。これから工事をがっちりして綺麗な状態へ変身させるのですから、躯体と管理さえしっかりしていれば築年数が古い物件であってもお宝素材となってくれるのです。

 

このように、購入してからリノベーションをすると、中古住宅特有のデメリットを解消しつつ、自分らしい住まいを作ることができる、と私たちは考えています。

 

自分らしい住まいを作るなら、物件購入+リノベーション

中古住宅は、やはり古いぶん、設備の老朽化や、暮らし方と合わない間取りなどの側面がどうしてもあります。物件購入+リノベーションを行うことで、そういったデメリットを解消しながら、自分らしい暮らし方を実現していきましょう。

 

リノベ不動産辻堂羽鳥店|マハロリビングでは、リノベーションの疑問やご相談を受け付けています

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