今、中古住宅リノベーションが注目されている理由

今、中古住宅リノベーションが注目されている理由
リノベーション

この記事では、グッドローカル・リノベーションチーム「マハロリビング」のコーディネーター小笠原が、住まいについての情報や知っているとちょっと嬉しいかもなお話をお伝えしていきます。

今回は、なぜいま中古住宅リノベーションなのか?について空き家率上昇という課題を交えてお話ししたいと思います。
 

目次

空き家問題の現状
空き家問題への対策

リノベーションという新しくて最適な方法
リノベーションで自分らしい住まいを手に入れよう

 

空き家問題の現状

現在の日本の全住戸の約8戸に1戸が空き家※1とされており、空き家増加が問題視されています。空き家増加がなぜ問題になるのかというと、管理されない家が増えることで外壁の崩落や家屋の倒壊などの危険が高くなります。さらに、崩れた家が増えることでゴミの不法投棄や雑草、悪臭などの環境悪化が進みます。防犯上も問題がありますね。

このまま対策がされなければ8年後には420戸を超え※2、2033年には約4戸に1戸が空き家になるという予測※3も出されています。

※1 共同住宅の空き家についての分析共同住宅の空き家についての分析|総務省統計局https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/tokubetsu.html

※2 空き家政策の現状と課題及び検討の方向性|国土交通省https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001518774.pdf

※3 <2019年度版>2030年の住宅市場と課題|野村総合研究所https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/report/cc/mediaforum/2019/forum276_1.pdf?la=ja-JP&hash=AAFF9F7627AA381EE63A38054D5D92EAF04BA8FE

 

 

空き家問題への対策

こうした問題に対して、国土交通省では「空家等対策の推進に関する特別措置法」を施行し、対策を強化しています。※4

※4空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報|国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000035.html

 

住宅をリフォームする場合や、長く使える住宅を建築する場合に補助金が出される、というのもそういった対策の一つです。

対策例

住宅エコリフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業

 

近年はこうした政策の後押しもあり、いったん空き家率の増加は緩やかになっていますが、問題が長期化しただけ、という見方もあります。こうした現状から、新しい建物を生産し続ける「フロー型」から、長く大切に使う「ストック型」へと建物の存在価値が見直され始めています。

また、2020年に起きたコロナ禍の影響がさらに住宅とはどうあるべきか、という住まいの意義を見直す大きなきっかけになったとも考えられます。
自宅で過ごす時間が増えたことで住まいを充実させることへの関心が高まり、SNS等でもQOL向上の為のアイテムが紹介されているのを目にすることが増えました。

 

リノベーションという新しくて最適な方法

そうした快適さを手にいれる一つの方法として、もっと自分の理想的な住まいとなるように根本的に手をいれるリノベーションが以前にも増して注目され始めています。


首都圏では特に顕著ですが、都心回帰の動きが高まり今年は都内の新築マンションの平均価格が1億円を超えてきました。※5これに伴い周辺エリアでも、特に駅近の新築マンションは値上がりの傾向にあります。

※5 地価公示 “コロナ禍からの回復”も 各地で広がる“異変”とは|NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240326/k10014402531000.html

一方で、空き家問題にみられるように住み手の見つからない中古住宅があちこちに手付かずのまま残されてもいます。

 

少し考え方を変えて、新築マンションや新築戸建てを新たに購入するのではなく、自分の暮らしたい立地にある中古マンションや中古戸建てをリノベーションして住む、という選択肢を追加してみては、というのが私たちのご提案です。

無理をして都心に新築マンションを購入するよりも、少し離れても沿線沿いで利便性を確保しながら、中古マンションをリノベーションして暮らす方が支払い的にも間取り的にも理想の住まいを実現できる可能性が高い、と考えているからです。

特に、マンションや団地は周辺環境が整っていることが多く、空き家になっている住戸をリノベーションして暮らすことは、選択肢の一つとしてとてもお勧めです。

団地丸ごとリノベーションされている事例もありますよね。

 

また、住宅のみならず。

使われなくなった学校や施設をリノベーションをして宿泊施設にしたり、イベントスペースにしたりとリノベーションの可能性は今後さらに大きく広がっていくと思われます。
 

【最近のリノベーション関連ニュース】

東武鉄道の複合施設「ミノリテラス草加」開業 築51年の従業員住宅をリノベ
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2403/23/news032.html

リノベる、築51年のビルをコンセプトホテルに再生
https://www.re-port.net/article/news/0000075308/

山形大生たち 空き家をシェアハウスにリノベーション 米沢https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20240319/6020020053.html

 

リノベーションで自分らしい住まいを手に入れよう

今回は、空き家問題が注目され、新築住宅の価格が上がり続ける都心部では、リノベーションという方法を取ることで自分らしい住まいを手に入れる可能性を上げることができる、ということをお話ししてきました。
 

私たちマハロリビングでも、リノベーションの可能性をたくさんの人へお伝えしながら

出会えた方々へ、より良い暮らしのご提案をすることを目指しています。

 

今後も、リノベーションを含めた住まいのお話などをこちらでもお伝えしていければと思います。

リノベ不動産辻堂羽鳥店|マハロリビングでは、常時勉強会や相談会を行なっております。
リノベーションについて知りたい、相談したい方はぜひご利用くださいませ。

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